7年
あの日、揺れた瞬間の事。
今までも何度か記事にしてきた。
錯綜する情報の中で、自分自身も恐怖を感じたり、東京から逃げる事も考えた。
色々考えて、人にも相談して、結局関西に帰る事はやめた。
何が出来る訳でもないけれど、阪神大震災での経験があるのに逃げたら、あの経験はなんだったんだと思ったのかもしれない。
テレビ画面から見えるものと現実では、良くも悪くも大きく違う事を良く知っていたから、現状が分かるまでは動かないと決めた。
数ヶ月が過ぎ、民謡歌手の伊藤多喜雄さんにお声がけ頂き、岩手県九戸郡野田村へ
経験を生かそうと、そう思って同行させて貰った
けれど
阪神大震災と、東日本大震災の大きな違いがあった
崩れたけれど、壊れたけれど、そこにあったものが
崩れて、壊れて、流されてしまっていた
言葉を失ってしまった。
自分の経験は役に立つと、そう思っていたが、全く次元の違う話だった。
野田村から少し小高い丘の上に咲いていた花。
とてもとても力強くて、今でもこの写真を見る度に負けてたまるかと、励まされ続けている
阪神大震災と東日本大震災で共通する事があるとすれば
忘れないでほしい
という事だと思う
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